母に小さい頃からずっと読んでもらっていたのはピーターラビット。
もう糸がほどけて、ぼろぼろになっていたし、あちこち補修だらけ。
ガムテープ、セロハンテープ。もう糊が乾いてパリパリ。
私が落書きした後もそのまま。
あー、これきっとピーターを描いたんだろうな…耳が長いからきっとうさぎだもんね。
結婚前までずっと大切に持ってました。
あとはぐりとぐらやおおきなかぶ。
福音社のものが多かったな、やっぱり。
定期購読もお金がかかるのに、当時は近所に図書館というものもなく(バスで下りなくちゃならなかった)、本が読みたいからと言ってよく母にねだったモンです。
当時から生活の厳しかった我が家。
どうやりくりしてくれたのか、母はそれを結局2年間定期購読してくれ、他の子と一緒にその新しい本をもらって帰るのがとても嬉しくて。
帰りのバスの中で待ちきれずに読んでて、そのまま1つバス停を乗り越したことも。
母はそれに気がついて走って次のバス停まで来てた。怒られたな。(笑)
私の上の子、息子が寝る前に本を必ず1冊読んで寝るのが好きで、それが日課でした。
必ず毎日、別の本を持ってきて「読んで」と布団にもぞもぞ入ってきてた。
なので、自然に絵本も増え、小さい彼専用の本棚には絵本が一杯に。
…私の体質が体質で、大人になってからは特に行けなかったんだよね、図書館…
その本を今度は下の子、娘が現在読んでいます。
彼女は読む本がある程度決まっていて、色々と冒険をしません。
幼稚園で借りて帰る絵本も、大体似通ったものを借りて帰ります。
「別のも借りて帰ればー?」
「好きなんだもん。」
ま、いいんだけどね…
今はもうそこの店長さんがお年を召されて閉店してしまったのですが、車で自宅から1時間ちょっと走った場所に小さな絵本の専門店がありました。
時々そこに行って私は子供達とまじって絵本を読み漁ってました。
お店なんだけど、自由に読めるのよ。椅子もあるしね。
夏休み中なんかは読書感想文をその場で書いてる子もいたなー。(笑)
絵本というのは気持ちが豊かになるような気がします。
私は想像力の源。
最近の絵本ではなく、やはり昔のままの昔の絵本が一番良い。
我が家には無い種類の本を、図書館に漁りに行きたいけど、体質的に無理で…うけて帰っちゃうから…止む無くいつも買うか立ち読み。
ゆっくり読める場所、どこかないかなー。
想像力の補給したいよー。
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